2007年5月14日(月)
#11 ラリー・ヤマモトさん
ヤマモトさんの生の声が聴けます!
翻訳家・校正者・英会話講師
(1989年に再来日 *生まれは大阪)

日本人は健康に気を遣うとは
よく聞きますが、その割に
たくさんの人がタバコを吸って
いますね。
上の写真を見てください、このビッグ・スマイル!ラリー・ヤマモトさんは会った人を、笑顔とカナディアンジョーク(?)で楽しい気持ちにさせてくれます。
カナダ東部の大都市トロントから日本にやって来たヤマモトさん。日系カナダ人の彼にとって日本はルーツでした。そして自身の血肉である日本文化を探求してきました。
・・・なんて言うとかなり真剣っぽいですが、堅苦しさとは程遠く、日々の生活をただひたすらに楽しく過ごされている、そんな印象を受けました。
*インタビュー@ ベーグル & ベーグル たまプラーザ店
English
日本は僕のルーツ。
僕は「JETプログラム」(*"語学指導等を行う外国人青年招致事業”。昭和62年から地方自治体が総務省・外務省・文部科学省の協力の下に実施)の一環で日本に来ました。そして国際交流員として茨城県つくば市に派遣され、つくば市役所で3年間仕事をしました。「JETプログラム」では主に2つの職種があり、ひとつは国際交流員(CIR)、もうひとつが中学校などに配属される外国語指導助手(ALT)です。
日本は僕のルーツです。だから日本にはずっと来たいと思っていました。日本語ももっと上手くなりたいと思っていました。そして大学時代に日本語と日本文化に、あらためて興味を持ちました。
僕は日系カナダ人。だけどちょっと違う。
僕は日系カナダ人3世ですが、俗に言う「3世」とは違います。僕は日本で生まれ、6歳の時に日本を離れました。僕の両親は日本で教育を受けています。父はカナダで生まれましたが、父が10歳の頃、カナダを離れました。そして僕の母は日本生まれです。だから父と母の共通語は日本語で、僕が両親と話すときも日本語です。でも僕ときょうだいの間では、英語が共通語です。だから「新移民」というよりは、「準新移民」と言うべきでしょうか。
関西生まれのカナダ人。
僕は大阪で生まれたんですけど、大阪の記憶はほとんどありません。僕が1歳か2歳の頃に、一家で神戸に引っ越しましたからね。僕は神戸にある、カナディアン・アカデミースクールに通いました。アカデミースクールと言っても、ただの幼稚園なんですけどね。
そして僕が6歳のとき、僕らは台湾に行きました。そこで2年間過ごし、そしてカナダのモントリオールに移住しました。カナダに着いて最初の数日間は、親戚のいるバンクーバーにいました。僕の兄弟は平気だったみたいですけど、僕は台湾の友人たちが恋しくて、友人のことが頭から離れませんでした。あと台湾にいた時に犬を飼っていて、その犬も台湾に置いてきてしまいましたからね。だからカナダのことなんて考えられなかったです。
家族の歴史。
僕の祖父はカナダに渡った第一世代で、カナダに渡った後、鉄道で働きました。祖父は10年間カナダに滞在し、それから一旦日本に戻りました。祖父は鹿児島県指宿(いぶすき)の出です。祖父がカナダに渡った1920年代、あるいは30年代には、たくさんの人たちが鹿児島から海外に渡っていきました。当時の日本は、本当に貧しかったようです。だからたくさんの日本人がカナダやハワイ、アメリカ、さらには南米にまでチャンスを求めて移住しました。
祖父は日本に戻った後、再びカナダに渡りました。僕の父が生まれたのは、祖父が初めてカナダに渡った頃です。祖父がカナダに渡り、父が生まれ、そして日本に戻って来たのです。父は日本に20年いました。父と母が日本で結婚してから、両親共にカナダに移住しました。そして僕は、父の3度目の日本滞在の時に生まれました。
至る所でタバコ・・・ショックでした。
東京では、電車に人がたくさん乗っていることにびっくりしました。人がぎゅうぎゅう詰めの電車に乗っていますよね。今は少しだけ慣れたかもしれないけど、あまり好きじゃないですね。あとは物価が高いことかな。
日本人だけしかいない、という環境にはそれほど違和感を感じませんでした。トロントにはたくさんの中国系の人たちがいましたから、東洋人がたくさんいる、という環境にはそれほど抵抗ありませんでした。
それでもカルチャーショックはありました。今では大分状況が改善されていると思いますが、僕が神戸を離れた後に再び日本に戻って来た1989年当時、至る所で人々がタバコを吸っていたんです。当時は禁煙の場所が本当になく、それどころかオフィス内でもタバコが吸えたし、ほかのどんな場所でも吸えました。それが本当にショックでした。
日本人は健康に気を遣うとはよく聞きますが、その一方で、たくさんの日本人がタバコを吸っている。これって何でしょうね。
ほかの同僚たちがいるから、自分も残業。それは時間のムダ。
トロントで食べる中華は、日本で食べる中華よりもおいしいです。横浜の中華街で食べる中華よりもおいしいですよ。なぜなら、たくさんの中華のシェフが、香港返還後の自身の身を案じて、トロントやバンクーバーに渡りましたから。
それでも僕は、日本の食べ物が大好きです。中華もいいですし、あと居酒屋は本当にイイと思います。おいしいラーメン屋さんもありますね。日本の食べ物は素晴らしいです。和食に限らず、イタリアンやパン、デザートなんかもおいしいのがたくさんあります。
日本で嫌いな物と言ったら、やっぱりタバコですね。あと人混み。それと日本人の働きすぎるところかな。今はもう大分変わってきているかもしれませんが、夜の9時とか10時、下手すると11時まで働くイメージがあります。
例えば皆さんが正社員だったら、上司が帰るまではなかなか帰りにくい、ということはよくあるでしょう。ほかの同僚たちがいる手前、自分も会社に残っていなきゃ、という風潮もあると思います。それって時間のムダですよね。
上司や同僚が残っているので自分も会社に残らなきゃならない、そういうことで会社から残業代が支払われているとしたら、その会社は無駄なお金を払っていることになると思うんです。

ヤマモトさんにとって、東京って何ですか?
めちゃめちゃエキサイティングな街ですね。
第2の故郷・・・と言いたいところですが、
東京というよりは日本が、僕の第2の故郷です。
もっと彼のことを知りたければ・・・
Podcast のページへジャンプ!(英語)
ヤマモトさん関連リンク
Larry Central(英語とクッキングの両方が学べるユニークな英語教室): http://larrycentral.com
楽しい英会話料理教室の授業風景(?)は こちら

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